部活の天使

「なんでもないですっ!」

私は両手をブンブン振ってハハハって笑ってると碓井先輩は首をかしげて、

「っと、そろそろ行かねぇと・・・」

碓井先輩は自分の腕時計を見ながらバイクにまたがる。

「じゃあ・・・」

碓井先輩は何か言いかけたのをやめて私に手招きする。

「?」

私は先輩に駆け寄ると、

「お前が俺たちを“モノ”扱いするなって言った時・・・嬉しかった・・・」

「え・・・」

先輩はバイクをすぐに発進させてものすごいスピードでいなくなってしまった。

「・・・嬉しかった・・・」

私はその言葉を聞いて・・・嬉しかった。

誰にだって嬉しかった・・・なんて言われたら嬉しいに決まってる・・・

・・・少しでも碓井先輩を喜ばせる事が出来たんだ・・・。