部活の天使

・・・・・

「・・・横暴だ。」

「だから素直に送られろ。」

「・・・はい・・・」

私は諦めて送られることにした。

「お、よかった。骨は大丈夫そうやね。」

岸谷先輩はマイペースだな・・・

自分の腕を見ると腫れは引いてて、

「はっ!ほら!骨に異常ないんですって!」

碓井先輩に向かってそう叫ぶと。

「さらわれてぇのか。」

「・・・・すいませんでした。」

私はもう諦めるしかないと悟りおとなしくしてると、

「よしっ。いいよ。」

岸谷先輩がすでに包帯を巻いてくれてて。

「ありがとうございます。」

素直に頭をさげると、

岸谷先輩の手が私の頭の上に触れて、

「ん、いいこいいこ。」

・・・完全に子供扱いされてる。