次の時間は……俺のクラスで授業か。

ちなみに、俺は数学担当だ。

゙キーンコーンカーンコーン……。゙

「よし、今から授業を始めるぞー。みんな席について」

ガタガタと不協和音を奏でながらみんなが席についていく。

……石蕗は、ちゃんとしてる子だな。

そして、俺の視線は彼女……枝垂のほうへと移る。

枝垂はノートも教科書もきちんと広げていて、いつでも授業を始めれるようにしてくれている。

これは、教師としてはとてもありがたい。

……お、目があったら笑った。