『大友さん、どうやって知り合ったかは聞きません。大人のあなたなら美沙子の将来考えられるはずです。結婚していきなり子持ちなんて…』


『図々しい事は承知してます…でも僕には美沙子さんが必要です。大学の事はなんとか説得しますから、結婚は許してください!お願いします!』


お母さんの足元がふらつき、晴彦が身体を支えた

私は何かが自分の中でキレた


『結婚は許しません!大学やめる事も許しません!二人共少し頭冷やしなさい。お父さんやお母さんなんだと思ってるの?』


『お姉ちゃんひどい!私の人生なのよ』


『結婚してから後悔してもしかたないのよ。子供嫌いのあんたが子育てなんてできるわけないでしょ』


『で、できるわよ!勇作さんの子供だもん!』


『なにが弁護士になるよ…散々親に金使わせといていまさらね…』


『なによ!この自己チュー女!姉妹なら祝福しなさいよ!』


『まあ…許しませんなーんて言ってもするんでしょ?駆け落ちとかさ…もし二人の間に子供出来たら、彼氏の子供も同様に愛せる?分け隔てなく


出来るなんていったら嘘になるわよね。だって他人だもん…そこ考えろっての』


『お姉ちゃんの薄情者!死んじゃえ』


『あーら、私は毒飲んでも死なない女よ。いつでも毒盛りなさいよ!』


やっぱりね…こいつ弁護士にはなれないわね