アネモネ*~風、君を愛す~



キッチンからカレーの美味しそうな匂いが流れてくる。

そんな匂いに釣られたように、

ヨシが帰って来た。


「ただいま」


「おかえりー、ヨシ。
玲と志保が来てるよ!」


「お邪魔してまーす!」


…って、あぁー!


「浩司君に令君じゃん!
どうしたの?2人が来てるって知ってたの?」


つい数時間前に玲と志保に報告されたアタシは、

1人で興奮してしまった。


「紗那、落ち着けって。まったく」