13歳の紗那は母と妹の3人家族。母子家庭だか何不自由なく生活している中、母の再婚と直面する。紗那は母に反発し、年上の彼氏、佳矢の家でお世話になることになった。反発しながらも再婚を受け入れ、彼氏の家での生活も1年が過ぎた頃、交通事故で佳矢を失ってしまう。実家へと戻った紗那は、家族や親友からも心を閉ざし、知り合いを訪ねて家出をする。1人で生きていく為に夜な夜な街をさ迷い歩く。生きる気力をなくしていた紗那は、夜の街で、アツと名乗る男と出会い拾われた。アツの家で暮らし始めた紗那は少しずつ笑顔を取り戻し、家族や親友に会うことを決意する。穏やかな日々が流れる中、紗那の妊娠が発覚する。15歳で母となった紗那。家族、親友、彼氏、たくさんの人に守られて大人になっていった紗那の物語。