アタシにとっての20年という月日は、 大切で大切で「愛」が満ち溢れていた。 あの、 真っ白なクリスマスツリーも「愛」のひとつ。 透矢が生まれた年のクリスマスにも我が家のリビングにはそのツリーを飾った。 12月25日の朝。 ツリーの下にメッセージカードと小さな包みを見つけた。 仕事を終えて帰宅したアツがコッソリ置いてくれた物だった。 包みを開けるとその中には、 可愛い天使の絵が描かれてある星のオーナメントが入ってた。