2時間程眠ってから部屋に戻ると、 父と母、そしてアツのお父さんお母さん、 玲に志保、令くんに浩司くんが待っていた。 「頑張ったね」 「紗那、おめでとう」 「紗那ちゃんがママか!」 「うん」 この時のアタシはきっと、 15年生きてきた中で一番輝いていたんだろう。 「アツ?名前決めなきゃね」 「決めた!」 「えっ?もう?」