アネモネ*~風、君を愛す~



緑色の上着を着たアツは、

分娩台の横に付いて、

アタシの手をしっかり握った。


「紗那ちゃん、10センチだ。
頑張れ。次に強い痛みが来たら、
大きく息を吸って力を入れるんだよ」


「は、はい」


「はい吸って、
はい力入れて!」


「んんー」