「苦しいのは紗那だけじゃないの。 お腹の赤ちゃんも苦しいんだから。 だから頑張りなさい」 「わかったよ、ママ。 アタシ頑張るから…。 ママもこうしてアタシを産んでくれたんだよね」 「紗那にはみんな付いてるからね。 頑張りなさい。アツ君は寝てないんでしょ? 少し休んだら?」 「いや、俺と紗那の命だから。 無事に産まれるまでは…」 アツはずっとアタシの腰を擦り続けてくれた。