アネモネ*~風、君を愛す~



「紗那、
学校はもう無理だよね」


「うん。一緒に卒業出来ないと思う。
病欠のままになるのかな?」


「でも、紗那が幸せなら、
それが一番だからね」


「ありがとう」


「紗那がママとか大丈夫なの?
私、凄く心配なんだけど…」


「ほんと、心配。
赤ちゃんが泣いたら、紗那ちゃんも一緒に
泣いてそうだもんね」


玲と令君の言葉に、

志保も浩司君も頷いていた。


「大丈夫だって!
ちゃんとママするもん!」


隣には、

優しい顔でアタシを見つめるアツ。