アネモネ*~風、君を愛す~



ヨシの家に来てからのアタシの1日は、

6時起床で2人分のお弁当を作ることからスタートするようになった。

今までのアタシは、

目覚まし時計が鳴り響いても、母に怒鳴られても、

ダラダラと仕度をし、

遅刻なんて当たり前の生活をしていた。


「ヨシ君のお陰ね!」


そう母は言ってたけど…

確かにヨシの存在は本当に大きい。

でも、

アタシの努力もちょっとは認めてくれてもいいのに。

自分でもここまで出来るなんて思っていなかったのも事実だけど…