アツがロックを解除して数分、 玄関のチャイムがなった。 「こんにちは。 敦志くん、紗那は?」 「リビングに居るから上がって」 玄関から玲の声がする。 「お邪魔します」 先頭で入って来た玲が、 ソファーに座るアタシを見て、 目を大きく見開いた。 「…さ、紗那? どうしたの?えっ?」