「佐伯さん。敦志君はしっかりした、いい男ですよ。
2人とは十分に話しました。
紗那とお腹の子を、敦志君にお願いしたのはこちらですから」
「そう言って頂けて安心しました。
敦志は、何度も私に頭を下げに来たんですよ。
負けました」
「アツ?」
「勝手に家を出て、夜の仕事をして…。
敦志と真剣に向き合って話したのは初めてかも知れません。
親の私たちにも手が付けられない子でしたから。
こんな男らしい一面があったのかと正直驚きました。
紗那ちゃんのおかげかも知れないな」
アツの顔を見ると、
照れ臭そうに笑ってたんだ。

