アネモネ*~風、君を愛す~



「そんな緊張することないよ!
ま、緊張して当たり前だよな」


アツのお父さんはそう言って、

また声を出して笑った。


「早速ですが…」


父が話し始めると、


「松井さん。敦志から話は全て聞きました。
勿論、反対しました。私も妻も。
娘さんがどうのと言う事ことではありません。
今の敦志に、紗那ちゃんを幸せに出来る力があるとは思えなくて…」