アネモネ*~風、君を愛す~



静かなリビング。

堪らず声を出していた。


「ママ、お父さん!」


それに答えるように母が話し始めた。


「紗那?貴女の気持ちは病院で聞いた通りね?
車の中でお父さんに伝えたわ」


「うん」


「アツ君の気持ちを、
聞かせてくれないかな?」