アネモネ*~風、君を愛す~



アツは優しいから、

責任感の強い人だから。

だから、

きっと、

「嫌」だって言わないと思う。

街をフラフラしてた見ず知らずのアタシを家に置いてくれて、「守ってやる」って…

そんな人だから。


「ごめんね。アツ」


「ん?どうした?」


守りたいと願う気持ちから、

自然と下腹部を手で撫でる。

その手を庇うようにそっと、

アツの温かい手が重なった。