アネモネ*~風、君を愛す~



「俺に?何だろな。
取り敢えずかけてみるよ」


アツは電話の置いてある、

リビングの隅へ移動した。


「もしもし、遅くにすみません。
敦志です」


電話で母と話すアツの背中を見つめ、

アタシはソファーから動けずにいた。