アツの大きな腕に包まれたまま、

新年を迎えた。


「アツ、居なくならないで。
死なない…」


言い終わる前、

アツの唇がアタシの唇を塞いだ。

それは、

熱く、

激しく、

{分かってるよ}の

合図のようだった。