アネモネ*~風、君を愛す~



もう直ぐ年が明ける。

ベッドの中、

アタシは強く抱き締められて…。

アツの指先に酔いしれ、

そっと目を閉じた。


「紗那の…、
その顔が好きだ」


「えっ?」


「{もっと}って
俺を欲するその顔」


「アツ…」