「そう、ツリー。 紗那、雑誌見てただろ」 「知ってたの?」 「紗那のことは何でも知ってる」 素直に嬉しかった。 アツの言葉が… 「それに、 クリスマスは一緒に居てやれない。 仕事だから。ごめんな」 「わかってるよ。 “ごめん”なんて言わないで。 ツリー買いに行こうよ」