アネモネ*~風、君を愛す~



背中に抱き付くアタシを離し、

ちょっと乱暴に左手を掴まれた。


「風呂、入るぞ」


「うん」


アタシの顔を見ずに、

手を差し出すアツ。

これはアツの照れ隠しなんだって気付いたよ。

だってこの時も、

アツの横顔はちょっとだけ赤かったから…。