アネモネ*~風、君を愛す~



「敦志君、
紗那を頼むよ」


「はい。
紗那のことは何があっても守りますから」


アツの上着の裾を、

ギュっと握ると、

大きな手で頭を撫でてくれた。


「気を付けて帰るのよ」


「ママ、お父さん、沙良、
おやすみなさい」