アネモネ*~風、君を愛す~



「ん?お前、家ないって言うし、
死にそうな顔してたから」


「それだけ?」


「そうだけど…。
それじゃダメなのか?で、名前は?」


「紗那」


「紗那かー。
で、歳は?」


「14」


「は?14て…。
マジか!中学生だよな」


「うん」


一瞬、ほんの一瞬だけど、

アツが困った顔をしたのを、

アタシは見逃さなかった。