「1週間前お前を見かけた時、
コイツ何で死人みたいな目してんだって思ったんだ。
その時は急いでたから声かけなかったけど。
どう見ても遊びに来てるとは違う感じだった。
気になって次の日も店抜けて歩いてたら、お前の事見かけてさ。
そしたら今日、ビルの下でうずくまってるお前が居て、
思わず声かけたんだよ。
なあ、何があったんだよ?」
「言いたくない。手、離してよ」
「無理」
「何が無理なわけ?離してよ」
「家がないって、
普通じゃないだろうが!」
「アンタに何がわかるの!
アタシは1人で生きていくって決めたの。
だから、構わないで」
この時のアタシは、
心が悲鳴を上げていた。
「…死にたいの。
アタシを殺してよ。ね、殺して」

