アネモネ*~風、君を愛す~



「ちょっと待てって」


アツがアタシの腕を掴んだ。


「離してよ」


「帰るのか?
帰るなら送るぞ」


「は?意味わからない。
何でアンタに送られないといけないの?」


「心配だからだ。
ほっといたらお前死ぬだろが!」


「何が?誰が心配なの?
誰が死ぬの?」


「お前がだよ!」


アタシより遥かに背の高いアツを見上げると、

とても悲しそうな顔をしてた。