アネモネ*~風、君を愛す~



「ちょっと離してよ。
痛いってば」


「お前、煩いよ。
黙って着いて来ればいいんだよ」


アタシの手首を掴んだまま、

どんどん階段を上って行く男。


~6F~


「早く入れ」


男は古びたドアを開け、

アタシをそこに押し込んだ。