「美也子ちゃん、
夜、ちょっと出かけるね」


「どこ行くの?」


「んー、仕事探しかな。
飲み屋なら年齢誤魔化して何とかなると思うんだけど…
このままだと貯金もなくなっちゃうしね」


「1人で大丈夫?
飲み屋街はへんなの多いし、気を付けてよ!
なんなら一緒に行こうか?」


「大丈夫だよ。ありがとうね。
美也子ちゃん、化粧品借してもらうね」


アタシは1人で生きて行く為に、

毎日ネオン街へと出かけることにした。