荷物は少しの着替えと、 お年玉等を貯めてきた貯金通帳、 千円札が数枚と、 小銭が少し入った財布だけ。 家を出ても行く宛などアタシにはある筈もない。 ふと、 ある子のことを思い出した。 隣町の中学に通う真紀ちゃん。 真紀ちゃんは世間から、 {不良}と呼ばれる子だった。 幼馴染の修ちゃんの遊び仲間で、 前に何度か顔を合わせたことがあった。 「確か、 あの公園に夜は集まってた筈…」 アタシの足は、 真紀ちゃんや真紀ちゃんの仲間が居る筈の公園に向かって進み始めていた。