アネモネ*~風、君を愛す~



おばちゃんは親戚の方への連絡や、

葬儀社の人との打ち合わせで走り回っていた。

ヨシの友達、職場の人への連絡は、

浩司君と令君にお願いした。

アタシにはわからないことが多かったから…。


「紗那、恵先輩たちには連絡入れたから。
先輩たちも動いてくれてる。
紗那はヨシ君の側に居たらいいから」


皆の優しさに、


「ごめんね」


と言うのが精一杯だった。

アタシ1人だったら、

きっときっと倒れてしまっていただろう。