「もう、終わったから…」 廊下で待っていてくれた皆に声をかけた。 警察との話しを終えて、 おばちゃんも戻って来ていて… 「対向車線の車が佳矢のバイクに…。 居眠り運転だったって。 2車線の狭い道で、佳矢は避けられなかったらしいの。 事故現場にケーキが…。 紗那ちゃんに買ってたんだと思う。どうしてあの子が…」 「紗那ちゃん」 「紗那」 玲と志保が、 アタシを優しく抱き締める。 抱き締めてくれた2人の手は、 大きく震えていた。