8月に入り、 玲と志保が毎日宿題を教えに来てくれていた。 「もう無理、 全然わかんない!ギブ」 「紗那、 温泉行けなくていいのかな?」 「やだ。頑張ります…」 怒られながらも2人のお陰で宿題も後少し、 「夏休みの思い出」と、 小学生のようなタイトルの作文を書くだけになった。