アネモネ*~風、君を愛す~



「磯田です。
よろしくお願いします」


いたって普通な感じの挨拶。

真面目そうで嫌味のない、

男の子なんだろうと何となく声からわかる。


「サァ、サァ?」


隣の席から修ちゃんがアタシを呼んでいる。


「何?眠いんだけど」


「眼鏡かけて前見てみ!」


「何で?」


「いいから早く見ろって」


チラッと修ちゃんを見ると怪しく笑っていた。


「はい、はい」