これじゃまるで村井が好きみたいじゃない。




あり得ない。




村井にそんな気持ちを持った事はない。




村井は兄みたいな者。




お兄ちゃんを取られてだだこねてる妹みたいな感じ。



こんな事考えてる暇はなかった。




バイト時間が終わる頃、健太郎がコンビニに来た。




「瑠璃華の交代が俺だから。あいつ本当に来たんだな。村井の奴女に囲まれるし、どういうつもりなんだか。」




そう村井は仕事にならないくらい、女の子に声をかけられていた。




そんな村井にずっとイライラしてる自分が許せない。



「お嬢様そろそろ帰るじかんですよ。」




「・・・・・・・・・・・」




無視してやった。