何か笑えて来た、瑠璃華が来るなら丁度いいか。




この際きっぱり方をつけてやろうじゃないか。




「トオルさん瑠璃華が来たら不味いじゃないの。」




恭太郎が俺を見たが、何の心配もいらない。




「健太郎心配ありがとうな。でも俺と瑠璃華は両思いだ。」




恭太郎も驚いてる。




「嘘つくなよ。」




「嘘つくな、トオルには忘れられない女がいるだろ。」




美弥子の事か。




「あぉいるよ、美弥子の事は忘れた事はない。」




「おまえいい加減にしろ。美弥子って女が忘れられないのに、瑠璃華が好きだと言うのか。」




美弥子は忘れられないが、それ以上に瑠璃華に惚れた。