唯一の君

日が沈んだ方が、話しやすいな、と私は思ってしまった。

今では夕君は、あの時泣いてた夕君と、同じ人に思えないから。

ママに似て、きれいな顔の、かっこいい男の子に成長してしまったから。
隣に並ぶのが、なんとなく辛いのだ。