「俺、凄い嫌だった。」
ジャングルジムのてっぺんに登って、
相変わらず背が伸びない私の腕をつかんで、
引っ張り上げて、
「お菓子とか、あんなにいらねーし」
夕日が沈みきる寸前で、表情がわかりにくくて。
でも、昔みたいに、辛いことを我慢してる顔、してるのかなと思った。
「夕方にあんだけスナック菓子渡されると、あれが夜飯になるの。なんとなくそういう雰囲気出来上がってきて」
「私、明日まで帰らないからヨロシクっていう、合図だったから」
真っ暗になった。
夕君の顔が見えなくて、
「夕君、泣いてるの」
思わず、言ってしまった。
ジャングルジムのてっぺんに登って、
相変わらず背が伸びない私の腕をつかんで、
引っ張り上げて、
「お菓子とか、あんなにいらねーし」
夕日が沈みきる寸前で、表情がわかりにくくて。
でも、昔みたいに、辛いことを我慢してる顔、してるのかなと思った。
「夕方にあんだけスナック菓子渡されると、あれが夜飯になるの。なんとなくそういう雰囲気出来上がってきて」
「私、明日まで帰らないからヨロシクっていう、合図だったから」
真っ暗になった。
夕君の顔が見えなくて、
「夕君、泣いてるの」
思わず、言ってしまった。
