キーンコーンカーンコーン♪

2人きりの教室に下校のチャイムが鳴り響く。

「咲人・・・話って、なに??」

「・・・あのさ、まだ美沙都と別れた原因話してなかっただろ?」

ドクン・・・

「う・・・うん」

なにを・・・言われるんだろ

「俺さ、好きなヤツがいたんだ。」

「へ?」

「1年の時、偶然同じクラスになって・・・気づいたら好きになってた。美沙都といる時もずっとそいつのコト考えてて・・・」

「そ・・・なんだ」

「いつのまにか美沙都に対して罪悪感がでてきて、こんな中途半端な気持ちで美沙都と付き合うのも美沙都に申し訳なくて、終了式の日に別れた。」

「・・・・・」

「俺の好きなヤツ・・・気になる?」

「え・・・」

気がつくと咲人ゎ真剣な顔でまっすぐ私を見つめていた。

「咲人のコトだから可愛い子でしょ?」

「うん・・・可愛い、ほかの誰にも触れさせたくない・・・すごい大事。」

「ふーん・・・」

無意識に下を向いてしまう。

咲人にこんなに思われてるなんて、その子ゎ幸せ者だね。

「・・・姫都美」

「・・・え!?」

ビックリして顔をあげると咲人が1歩1歩近づいてきた。

「佐藤裕登と付き合ってんの?」

「つ・付き合ってないよ///」

顔、近い。

「なら、野神瞬夜は?」

「ただの幼なじみっっ」

キスしてしまいそうな距離・・・

私の心臓ゎ破裂寸前だった。

「・・・俺は?」

「え・・・?」

「俺のコト・・・嫌い?」

「き・・・嫌いじゃないょ?」

「じゃぁ・・・好き??」

「・・・・ッ」

そんなの、答えれないよッッ///