とりあえずトイレから出た。ウジウジしてても、何にもならない。

前向きに…前向きにならなきゃ!

母性本能ってやつかな?少し前向きになれた。赤ちゃん、ありがとう。。



携帯を取り出して、電話をかけた。

相手は彼氏。
私のお腹の中の赤ちゃんの父親…。



電話をかけてる時、汗が尋常じゃないくらい出る。コールが長すぎて長すぎて、たまらなかった。



『プッ………』

「もしもし!たいちゃ…!!」

『こちらは留守番サービスセンターです。おかけになった電話は……』



あぁ…そっか……。
時計を見ると、まだ16時半過ぎ。

たいちゃんは、まだ仕事中だ…。



すぐにメールを入れた。



『仕事終わったらメールして(>_<)』