カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「ここのオムライス、すっごくおいしいんだよ。」


康介さんが連れてきてくれたのは、小さな洋食屋さんだった。


中に入ると、フワッとデミグラスソースの匂いに包まれる。


「‥お腹がすいちゃう匂いですね。」


久しぶりの外食に私はワクワクしていた。


そんな私を康介さんはニコニコと微笑んで見ている。


‥は、恥ずかしいな。


康介さんって本当に大人。

「あら、康介くん。今日はカワイイ女の子連れてるのね。」


注文を聞きに来たお店のおばさんが康介さんに声を掛けた。