カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「いや、えっと‥桃香ちゃんはピンクが似合うなぁ‥と思って。」


「あ、いつもバーテンダーの黒い服ですもんね!」


私は恥ずかしくて、ドアの鍵を掛けながら言った。


「‥サトシと翔太に怒られそうだな。」


「え?何ですか?」


「ううん、何でもないよ。じゃあ行こうか。」


康介さんが何か呟いたけど、ドアをガチャガチャやっていた私にはよく聞こえ
なかった。