カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「‥あの、康介さん!」


康介さんにお礼を言おうと呼び止めた瞬間、厨房から翔太くんが慌てて飛び出してきた。


「桃香ちゃん、ゴメンね!僕、全然気がつかなくて‥。」


翔太くんが申し訳なさそうに頭を下げた。


「えっ?なんで翔太くんが謝るの?頭上げてよ。」


私が言うと、厨房からサトシくんも出てきた。


「‥ったく、おまえは女に慣れてるんだか鈍いんだか。」


サトシくんが翔太くんの頭を小突きながら言った。