カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「おい、翔太!こっち手伝ってくれ!」


自分があまりにも情けなくて涙が溢れそうになったとき、厨房からサトシくんが顔を出した。


「あ、はいっ!」


慌てて翔太くんは厨房に入った。


「はい、絆創膏。大丈夫?」


康介さんは私に絆創膏を渡すと、私の頭にポンっと手を置いた。


「桃香ちゃん、僕にまかせて。」


康介さんは耳元でそう囁くと、私に「おばさん」と言った女の子達のところへ行った。