カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「‥ウソウソ、冗談。」


サトシくんはクスクス笑って言った。


「‥でも、もし康介さん以外の男の名前だったら‥。」


「ないない!絶対ありません!!」


また真顔になったサトシくんに私は慌てて言った。


「はい、どうぞ。」


サトシくんは笑いを堪えながら、私の前にグラスを置いた。


「あ‥”桃香“だぁ!」


私はフレッシュな桃の香りに包まれて、とても幸せな気持ちになった。