カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「‥桃香、幸せになってな。」


「‥なんて、俺が言うのも可笑しいか」と健司はまた頭を掻いた。


「ありがとう。」


「健司も体に気を付けて。」


「タバコの吸いすぎは特にね」私はそう言って右手を差し出した。


「うん、桃香も元気でな。」


そう言って健司は私の右手をとって握手した。


ーさようなら、健司。


そして‥ありがとうー


私は心の中で呟いた。