カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「‥うまい。」


健司が驚いた顔をして言った。


「私ね、4月からパティシエの養成学校に通うの。」


「え?」


健司がさらに驚いた顔をして私を見た。


「小さいときからの夢だったの。」


「このお店で働いているうちに、思い出したんだ。」


健司は黙って私の話を聞いていた。