「これで”おあいこ“な。」


サトシくんがニヤリとして、私達は顔を見合わせて笑った。


「‥あ、雪。」


私達の間にフワリフワリと雪が舞い降りてきた。


「‥もう日付が変わっちゃったけど‥ホワイト・クリスマス‥だよね?」


私がそう言うと、サトシくんは静かに頷いた。


「merry X'mas‥‥桃香。」


「merry X'mas、サトシくん。」


私達は軽くキスした。