カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「‥また逃げるのか?」


私は何も言い返すことができなくて俯いた。


「仕事を辞めたときみたいに逃げるのか?」


‥逃げちゃいけない‥わかってるの。


「でも‥私、健司のこと‥まだ忘れることができない!」


私がそう言って顔を上げた、そのとき。