「桃香ちゃんもすっかり一人前のバーテンダーだね。」


翔太くんがニコニコして言った。


「こんなのが一人前だなんて、おまえは甘過ぎるんだよ。」


「イテっ。」


サトシさんに頭を軽く叩かれた翔太くんがペロッと舌を出して笑った。