カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「店長‥由依さん、最期に笑って言いましたよね?」


サトシくんが俯いたまま呟いた。


「『康介、アメリカに私のオレンジ・ブロッサムも連れて行ってね』って‥。」


「由依さん、二宮を通して伝えたかったんじゃないですか‥?」


サトシくんの声も震えていた。


「‥思い出に縛られないで、夢を追いかけて欲しいって。」